西郷どん 最終回「敬天愛人」
最終回。
とうとうこの日が来てしまったという感じです。
パブリックビューイングに行ったあと、すぐにテレビで見ようと思っていたのに、なかなか見ることができませんでした。
終わってしまうのが本当に寂しいですが、ラストもしっかり書き残しておこうと思います。
明治編に突入した時と同じく、菊次郎の語りからスタート。
「はつらつと戦った」と言っていた通り、西南戦争での西郷軍は、涙もなくずっと笑顔でしたね。
でも、その笑顔が逆に悲しくなりました。
延岡から、糸たちを鹿児島へ送り届けた信吾。
琴に「二度とこん家の敷居はまたがせん、二度とこん薩摩の地を踏むな!」と言われ、「父上を殺さんでくいやんせ」と信吾に土下座をした寅太郎に対して「命乞いなどしては西郷の恥にないもす」と言った糸の言葉。
… 信吾、辛かっただろうな。
みんなお互いの気持ちはわかってるんですよね、きっと。
「自分の役目を全うしてくいやんせ」と言って送り出した糸は、吉之助が乗り移っているように感じました。
信吾もきっと救われたと思います。
大久保から吉之助への電信。
「明朝4時の総攻撃、夕刻5時までに降伏すれば吉之助の命は助ける」
なんてこった!
こんなこと、吉之助が受けると思ったのかな?
吉之助に言われた「世界に負けん日本国をつくってくいやい」の言葉が、ずっとずっと一蔵を苦しめていたのかもしれないですね。
どちらかが終わらないと、次はないわけだし。
お互い本心と違うことをやってるわけだから、ほんとに辛いですよね。
とくに川路は、立場的に一番辛かったんじゃないかなぁ。
総攻撃前夜。
小吉の頃、斉彬に「侍が重い刀を2本もさしてそっくり変える時代は終わるんだ」と言われた吉之助。
まさかその時代を、自分で終わらせることになるとは。
一蔵と一緒に、その後の日本を見たかったに違いないのに。
早朝4時、総攻撃。
この場面は、凄かった!
銃と刀、弓が入り交じって実際もこんな感じだったのかなぁなんて思いながら、緊張して見ていました。
久武、宗介が撃たれ。
半次郎を見つけた川路。
「俺が葬むってやっで」
銃を構え、「半次郎ーー!」
振り返った半次郎を一撃...泣泣泣
もう、ここの場面が最初の涙腺崩壊。
明治に入る前の川路と半次郎が大好きだったから、もう、悲しすぎた。
そして...新八、吉之助も力が尽きる。
戦が終わり、一蔵の「吉之助さぁーーー」の言葉に涙が止まりませんでした。
満寿も一蔵も、慶喜、ふき、愛加那、勝... みんな、吉之助のことばかり考え心配していて。
2話と最終回、ふきが言った言葉「立派なお侍さん」で終えることができて、吉之助は幸せだったかもしれませんね。
糸が「吉之助は、人に見上げられたり拝まれたりして喜ぶ人ではない」と言っていましたが、鹿児島の人は今も、それを受け継いでいると思います。
前にも書いたと思うのですが、鹿児島の人は西郷隆盛のことを「さいごうさん」って呼びます。
どんなことをしたのか小さい頃はわかっていなかったはずなのに、子供の頃からずっとそう呼んでいました。
多分、昔の人がそのように呼んでいたから今に繋がっていると思うんですよね。
今回「西郷どん」の放送があって、近所のお兄さんが実はこんな人だったんだよ...と、教えられているようでした。
鹿児島に生まれて、住んでいることに誇りを感じることができたし、いつでも「さいごうさん」に会いに行ける環境にあることが嬉しかったです。
あれから薩摩に帰ることがなかった信吾。
自分の役目を全うしながら、薩摩にいる家族を思っていたんですね。
清に肩を抱かれ、涙を流しながら鰻丼を食べている姿が印象的でした。
一蔵、信吾、熊吉のお墓参りにも、いつか行きたいなぁ。
精忠組のみんな。
今でも仲良くやってるかな?
信吾も仲間に入れてもらえてるかな?
私もあの世に行ったら会えるかな?...笑
あの時代のことを色々聞いてみたい。
「さいごうさん」の顔も見てみたい!
そう考えると死ぬのも怖くないな、大袈裟だけど...笑
さて、さて。
どうやって締めようか...笑
まだ今でも、インスタとかでクランクアップの写真などが更新されていますね。
残念ながら、錦戸くんのクランクアップの写真は載せてもらえてないけど...。
まぁ、仕方ない、慣れた!…笑
でも、レンジャーでたくさん話してくれたから嬉しかったです。
では、本当に最後。
鹿児島は九州の一番下で少し遠いけど、たくさんの人に遊びにきて頂いて、鹿児島や西郷さん、明治の偉人達に触れてほしいです。
私も微力ではありますが、鹿児島のことを発信できたらなぁと思っています。
締め方がわからないので、これにしました。
「ここらで、よかろうかい」(このあたりで、いいですか?)
「よかよ、おやっとさぁでした!」(いいですよ、お疲れさまでした!)